コラム
2020/09/04
空きが増える駐車場と不足する駐輪場

駐車場に空きがあるのに、駐輪場が足りない

電動自転車やチャイルドシート付自転車が自転車ラックに格納できない

当センターにご相談を頂く多くのマンション(管理組合)に共通する現象です。

 

空き駐車場と駐輪場不足、この問題を同時に解決するために、

  『(機械式)駐車場に自転車を乗せてしまおう!』というのは、

安全性の観点からお勧めできません、というより絶対にやめて頂きたいと思います。

 

忘れられがちな存在 : バイク駐車場

駐車場と駐輪場の間で、忘れられがちなのが“バイク駐車場”です。

この“バイク駐車場”が、空き駐車場と駐輪場不足、この問題を同時に
解決するカギ
になります。

マンションには、バイク駐車場が設置されていることが少なくありません。

近年、マンションにバイク駐車場の附置義務を課している自治体もある程です。

 

バイク駐車場の多くは、駐車場や自転車置き場の脇に白線が引かれ“ひっそりと”存在しています。しかも、雨風を凌げる屋根付きで、転倒防止のためアスファルトやコンクリートで舗装された場所に確実に存在しています。

 

一方で、バイク、特に大型バイクの多くはレジャー用で、自転車に比べて使用頻度は高くない
場合が殆どです。

使用頻度が高くないバイクが、屋根付き舗装のスペースを占拠している、これが実態です。

 

バイク置き場を駐輪場に?

『バイク駐車場を駐輪場に』してしまえば、駐輪場不足問題が解決(緩和)されます。

では、バイクはどこに?

機械式駐車場の空き車室に移動します。

 

『駐車装置に自転車を乗せるのはやめて頂きたい!』と言っておきながらバイクはいいのか?!とツッコまれそうですが、、、。

ここで登場するのが、バイクホルダ(固定装置) その名も“パークライダー”です。

もちろん駐車装置にそのままバイクを乗せるのは“絶対にやめて頂きたい”のですが、

駐車装置のパレットにバイクホルダを設置し、固定することで、駐車装置の空きパレットを
ハイスペックなバイク駐車場にリニューアルすることができます。

 

“パークライダー”は、駐車装置の1パレット(車1台分)に2基設置することができます。

これによって、従前バイク置き場に停められていたバイクを、駐車装置に移動させ、旧バイク
置き場を自転車置き場、特に電動自転車やチャイルドシート付自転車置き場として使用するこ
とで、空き駐車場問題と駐輪場不足問題を同時に解決(少なくとも緩和)することができます。

バイクをお持ちの方に、移動をお願いすることは気が引ける、という声も聞こえてきそうです。

実際に、バイク通勤等でバイクの使用頻度が高い方からは厳しいご意見を頂く場合もあります。

一方、レジャーの目的でバイクをお持ちの方には、バイクホルダ “パークライダー”のメリット
をお感じ頂けるようです。

 

◎バイクホルダ “パークライダー”の特長

・セキュリティ性が高い

  バイクをお持ちの方が懸念されるのが、

バイクの盗難とバイクへのいたずらです。

長年バイクをお持ちの方は、一度や二度は盗難やいたずらの被害にあったことがある、
と言っても過言ではないくらいだと思います。

 “パークライダー”は、駐車装置に設置しますから、当然入・出庫には、駐車装置操作用の
鍵が必要です。また、通常パークライダーの設置位置=駐車場としての空きパレットは、
地階か地上2階以上にありますから、駐車装置操作用の鍵がなければ、バイクを見ること
さえできないことも少なくありません。
盗難やいたずら被害のリスクが如何に小さいか、ご想像頂けると思います。

   これを降ろして盗んだり、いたずらしたりするのは難しい?

 

・駐車場の収支改善に貢献

⇒バイクホルダ “パークライダー”は、駐車場収支改善に貢献する場合があります。

月極駐車場の一般的な賃料は、東京都心部の5万円前後から地方の2,3千円まで、
大きな幅があります。
一方で、月極バイク駐車場のそれは、高くても2万円前後、安くても3千円程度と
駐車場賃料に比べて幅が大きくありません。

バイクホルダ(固定装置) “パークライダー”は、駐車装置の1パレット(車1台分)に
バイクを2台駐車できますので、3千円で2台貸すことができれば、1パレットあたりの
収入は6千円です。

もちろんバイクホルダ “パークライダー”の設置費用を差し引いて考えなければなり
ませんが、一般的な駐車装置の維持費用に比べれば、検討の余地は十分にあります。

 

・設置・撤去が容易

⇒ パークライダーは、駐車装置のパレットにボルトで設置・固定します。設置作業は
1パレットあたり数時間で完了します。撤去される場合にも、ボルトを外すだけの作業
で容易です。

 

◎パークライダーの設置条件

・単純昇降式、または横行昇降式の駐車装置
横行昇降式の駐車装置では、横移動がないパレットへの設置を推奨しております。
メーカー、機種によってはパークライダーを設置できない場合もあります。

 

・駐車装置が正常な状態にあること
パレットに重度の錆がみられる場合、パレットの接続部にゆるみ等がある場合、
その他駐車装置として正常な稼働ができない場合は、パークライダーを設置でき
ない場合があります。

ここまで傷んでいると、ちょっと厳しい。

 

『空き駐車場問題』と『駐輪場不足問題』を同時に抱えられているマンションにあっては、
バイクホルダ(固定装置) “パークライダー”を一度ご検討ください。

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