【施工概要】
工事概要 : 鋼製平面の時間貸し運用
物件種別 : 賃貸マンション附置駐車場
築年数 : 27年
所 在 : 東京都江東区
施工前 : 単純昇降(地上1段地下2段)式 収容台数=6台×1基=6台 +平面1台
施工後 : 平面(鋼製平面) 収容台数=2台 +平面1台
これが
こうなって
こうなりました。
今回の駐車場は以前にもブログにてご紹介した案件であります。
概要
当社にて空き部分をサブリースし、メンテナンス契約も当社を窓口として実施しておりました。
機械部品の劣化による大がかりな部品交換が必要な時期に差し掛かった所で、
平面化(鋼製平面)のご提案を行い、平面化工事を実施させて頂きました。
これに伴いサブリース及びメンテナンスは解約、入居者需要で満車となり、
一旦は当社との契約関係は終了しました。(前回のブログはここ迄の内容です。)
それからしばらくして、平面化した駐車場が空室となった為(入居者様の解約)、
改めて当社にて空き駐車場の借上げのご提案をする事になりました。
月極と時間貸しの収益性を比較し、時間貸しでの運営を提案し、当社にて
運営を開始する事となりました。
平面化のメリット
機械の大がかりな部品交換が発生したタイミングで、取れる選択肢は3つありました。
① 平面化 ② リニューアル ③ 機械停止
当時、上記3つの選択肢から将来的な月極需要の減少、収入の確保、支出の削減
という観点から①の平面化を選択しました。
月極需要の減少が想定より早かったですが、時間貸しに運用を変更する事で
収入を減らす事なく、将来的にも安定した稼働が見込めます。
こういった柔軟性が平面化の最大のメリットとなります。
時間貸しについて
また今回、時間貸し化に当たってはハードルもありました。
① 鋼製平面の為、一般的な時間貸し駐車場の機材が使えない。
② 台数が少ない(3台)
③ 時間貸し需要が高い地域ではない。=大きな売上げは見込めない。
①に関して、一般的な時間貸し駐車場は、ロック板と呼ばれる逃避防止装置や車両を
検知する磁気センサを地下に埋め込む必要がありますが、鋼製平面の場合は埋め込む
事が困難な為これらが使えません。
その為、カメラにて車両を認識するシステムを導入する事でこれを解決しました。
また、②、③に関しては運営コストを下げる2つの施策(電子決済専用=現金不可
にする事で精算機を置かずイニシャルコストを下げる。現金回収、つり銭補充しなくて
良い為ランニングコストも下がる。)にて収益が上がる仕組みを導入しました。
当該物件は、駐車場サブリース、メンテナンス、平面化工事、時間貸しと当社の
手掛けるサービスをワンストップでご活用頂けた事例です。
これらのサービスを一貫してご提案できるのが当駐車場工事センター最大の強みであります。