本日、新たに平面化工事が完工し、26台の単純昇降(地上1段地下1段)式駐車装置を全て撤去し、13台の平面駐車場(鋼製平面)が出来上がりました。
当センターがアレンジした工事で初めて、床材に梨地鋼板を使用しました(通常は縞鋼板)。
【駐車装置概要】
施工事例 : 駐車装置解体・撤去・平面化(鋼製平面)工事
所 在 : 神奈川県
属 性 : 分譲マンション(築30年)附置駐車場
装 置 : 単純昇降式(地上1段地下1段)
台 数 : 駐車装置26台 ⇒ 平面13台(別途平面区画あり)
1.背景
今回の駐車場は、当初半分をリニューアル、半分を平面化というお話でご相談を頂きました。
『10年前までは満車だった』そうですが、近年解約が続き、ご相談を頂いた時点では契約台数は半分“程度”まで減少していました。半分であれば初めから平面化のお話だったのだと思いますが、当時は全て平面化してしまうと入庫できない方が出てしまう状態でしたので、半分平面化というお話でした。
駐車装置自体がかなり歴史を重ねており、残る半分も放置はできないということで、こちらはこの機会にリニューアルという事でありました。
ところが、理事会で検討を重ねている間に、解約を申し出られた方がおられたことで、『全部平面化』に方針変更となりました。
2.着工
このマンションはピロティがなく、前面道路から直接駐車場にアプローチできるため、工事(特に旧装置の解体・撤去)は非常に進めやすい環境にありましたので、旧装置の撤去は3日間で完了しました。
【着工時】
【3日後:解体・撤去完了】
3.完工
鋼製平面の柱、梁を組立、床材を敷き詰めるところまでは大変スムーズに進みましたが、そのあと天気が☂☂☂。 区画のライン引きがなかなかできず、完工は工期ギリギリになりました。
4.床材
通常、床材は縞鋼板を加工して使用しますが、今回は初めて『梨地鋼板』を使用しました。仕上がりを見て、縞鋼板は建材で、梨地鋼板はエクステリア、という印象をもちました(主観的過ぎて解かりづらいでしょうか?)。メーカーのカタログには縞鋼板に比べて梨地鋼板の方が滑りづらいと書かれていますが、「多少滑りづあらいのかなぁ」位の印象でした。