コラム
2024/08/26
コラム:平面化砕石埋め戻しの特徴
機械式駐車場は敷地の形状や条件によって、さまざまなタイプがあります。
そのため、さまざまなケースで平面化工事の種類について工法を検討するオーナー様も多いのではないでしょうか。今回は平面化工事のうち砕石埋め戻しの特徴についてご紹介します。
■砕石埋め戻し工法とは
機械式駐車装置を解体し、ピットを残した状態のまま砕石で埋め戻し、仕上げ舗装にて駐車場の平面化を行う工法です。ピットのコンクリート破壊・撤去のための費用がかからないため、比較的安価に施工することが出来ます。砕石埋め戻し工法では、ピットを残す方法を取ることが殆どです。
■メリット
工事コストが安価
工期が短い
維持管理コストがほぼ不要
■デメリット
コストが変動しやすい
アスファルト舗装では雨水がピットへ流入する
コンクリート舗装の場合工期が長くなる
軟弱地盤などには施工できない場合がある
■注意点
砕石埋め戻し工法では「砕石埋め戻し工法の場合、将来地盤が沈下する。」という意見が上がることがあります。ただし、必ずしも沈下するということではありません。場所によって沈下するリスクの高い軟弱地盤もありますので、基本的には砕石埋め戻し工法を採用する場合は工事前にきちんとした調査を行った上で安全確認が重要になります。
他の工法と比較し、砕石埋め戻し工法は施工期間、工事費用の面で優れた点もありますので、注意点を抑えた上で検討されることをお勧めいたします。